【慶應義塾大学薬学部との共同研究契約締結のお知らせ】液体テラヘルツ分光分析技術を用いたがんの早期発見に関する共同研究

フェムトディプロイメンツ株式会社[以下FDI](代表取締役 社長:渡部明 岡山県岡山市北区津島中1−1−1岡山大インキュベータ213号)は、学校法人慶應義塾と液体テラヘルツ分光分析技術を用いたがんの早期発見に関する共同研究契約を2021年10月1日付で締結しましたので、お知らせ致します。

本研究は、慶應義塾大学薬学部 薬物治療学講座 松崎潤太郎准教授と共同で、液体の分子間力のマクロ情報を瞬時計測する液体テラヘルツ波分光技術が、生体由来試料の分析に活用可能かどうかを検証し、新たな体液検査技術の構築を目指すものです。本研究により、今までにないスピード感でがんの早期発見ができる社会になるよう貢献していきます。

フェムトディプロイメンツ株式会社について

FDIは、THz(テラヘルツ波)による「液体の分子間状態」を捉える技術(液体のTHz測定、AIによる解析、液体の分子間状態データベースの構築)により、液体情報のDXを提案するソリューションカンパニーです。2021年3月、液体のデジタル化のための重要な入力デバイスとして、液体テラヘルツ分光分析装置の量産に着手し販売をスタートしました。またソリューションサービス事業として、各業界で扱う様々な液体に精通したスタッフによるコンサルティングもご提案しています。

液体テラヘルツ分光分析装置について

世界で初めて液体の分子間の状態を数値化することを可能にした最先端の分光分析装置です。「液体の分子間状態」は、様々な外乱要因により変化します。液体クロマトグラフィーに代表されるような分子を特定するような既存の分析装置では液体の分子間状態を数値化する事が困難でした。FDIはここに着目し様々な液体の分子間状態をデータ化、さらにAIを用いた液体の特徴抽出により液体の分子間状態をデジタル化する事に成功しています。これにより、研究開発、製造、品質管理において課題解決に新しい選択肢を提供する事が可能になります。

将来のビジョンについて

各種産業では、液体DXにより本当の意味での液体トレーサビリティが実現し、液体製品の品質向上、二次製品の大幅な歩留まりアップ、最先端の医療・医薬の開発加速など、日本の「ハイクオリティ」をワンランク上のステージに引き上げたい。

個人向けサービスでは、蓄積したビッグデータを活用し、スマートフォンやトイレなどに小型化されたTHzチップを組み込むことで、未病状態の把握による健康管理を行い、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を向上させたい。

私達FDIは世界初、日本発の最先端液体解析システムを広め、新しい液体DXの未来を提供してまいります。